キャンプを始めてみたいけど、何を買えばいいかがわからない。
今このページを見てくださっている方が思っていることではないでしょうか。
僕自身も、2年前にキャンプを始めるときは何ひとつ知識が無かったため何を買えばいいのかがわからず、とりあえず言われるがままに店員さんと道具を選びました。
その結果がこちらです。
「必要そうなもの」を見繕ってもらったはずが、気が付けばカートから溢れそうなほどの爆買いをしてしまいました。
この写真以外にも別で買っている物もあるので、キャンプを始めるにあたって購入した道具の総額はなんと10万円以上…当時独身だからできたことです。
この金額だけを聞くと、キャンプのハードルが上がってしまうかもしれませんが、結論から言えば、こんなにも買う必要はありませんでした。
最初に買った道具の中には、購入から現在までの2年間で全く使わなかったものもあり、当時の僕に正しい知識さえあれば、もっと安く済ませることはいくらでも可能だったのです!
これからキャンプを始める方には僕のような失敗をしてほしくありません。
そんな想いで書いたこの記事では、初心者が最初に買うべきではないキャンプ道具を紹介していきますので、キャンプデビューの参考にしてみてください。
必要な道具を見極めよう!
キャンプには様々な道具が必要になります。ネットなどで調べてみると気になるテントやおしゃれなタープ、カッコいい焚火台など色々と目移りしてしまい、妄想が膨らみます。
しかし、そういった場合に妄想と一緒に膨らんでしまうのは予算です。すべて欲しいものを揃えられたらそれが最高ですが、予算には限界があります。
あれば便利だけど必須ではない・初心者には使いこなせないなど、そういった道具に予算を割いてしまうと、なくてはならない道具を買うお金が無くなってしまうこともあり得ます。
そこで僕が実際に購入・検討した物の中から、よく考えてから購入してほしいものを3つ紹介します。勢いで買ってしまうと失敗をする可能性がありますので、参考にしてみてください。
焚火台は1回キャンプに行ってから考えよう!
皆さんはキャンプについてどんなイメージを持っていますか?
僕は焚火を囲んで仲間と談笑したい、お酒を飲んでまったりしたいという憧れがあり、それを実現するために焚火台を購入しました。
しかし、実際はテントの設営や火起こしに時間がかかり、イメージ通りの焚火を満喫することはできませんでした。ほぼ焚火をしていないに等しいくらいです。
そのうえ、僕が最初に購入したのは、ネットで一目惚れしたスノーピークの焚火台Lでした。
スノーピーク snow peak 焚き火台 焚火台Lスターターセット
頑丈な造りが魅力なのですが、その分大変重たく、重量はなんと周辺機材合わせて約17kg。
軽い焚火台であれば1kgに満たない軽量なものもあるので、それと比べるとスノーピークの焚火台がいかに重たいかが伝わるのではないでしょうか。
当初はその重さにびっくりして持っていくことをやめようかと思ったくらいです。
実際に触れることなく購入をすると、こういったトラブルも起きますので、やはりまずは手に取って吟味してから購入しましょう。
そして、経験を言えば最初のキャンプでは焚火台を自分で買う必要はありません。
まずは「キャンプに慣れること」を目標に過ごしてみて、そのうえで火起こしや焚火を囲む余裕があれば、キャンプ場でレンタルすることもできます。
キャンプに慣れて、次のステップで焚火台を選ぶでも遅くはありません。
それでも…という場合はオンラインのレンタルサービスを利用して、気になっている商品を自分で試してみることをおすすめします。
楽天市場などのネットショップでもレンタルサービスが利用可能ですので、購入を検討している商品がレンタルできないかを探してみてください。
ツーバーナーの購入はシングルバーナーを試してから!
キャンプ道具を爆買いした時に最後まで悩んで唯一買わなかったのはツーバーナーです。
これは買わなくて正解でした。キャンプで使うかも…と後ろ髪を引かれつつ購入を見送りましたが、何度かキャンプを経験するうちに、僕は座って過ごすロースタイルのキャンプが好きだと気が付いたためです。
というのも、ツーバーナーはそれ自体を机や専用台の上に置いて使用することが多いため、立って料理をする必要があるのです。
僕はキャンプ中にはなるべく椅子から立ち上がりたくなく、料理も椅子に座ったままで完結させたいと思うようになったため、もしもツーバーナーを買っていたとしても、持て余してしまっていただろうなと今は感じます。
しかし、火を起こして料理を作れる道具が1つあるとキャンプの楽しみ方が広がります。
そこでおすすめするのが、キャンプスタイルを選ばずに使えるシングルバーナーの購入です。
温かいコーヒーが飲みたい・さっと朝食を作りたいと思った時に、一から火を起こすのでは大変です。コンパクトで軽量なシングルバーナーなら収納にも困りませんし、座ったままでも机の上に出してすぐに使用できます。
コールマン Coleman コンパクトシングルバーナー ファイアーストーム
ツーバーナーはサイズも大きく、価格も高いので、キャンプを数回行ったうえで必要だと感じてから購入するのがおすすめです。
タープは夏場なら購入必須!
タープは日よけや雨風よけとして使用する布のことです。そう聞くと必須のように思うかもしれませんが、僕がキャンプを始めたのは冬だったのでタープは不要でした。
もし仮に購入していたとしても、日差しを遮る結果になり寒く凍えるキャンプになった可能性があります。
しかし、日差しが強い時期・場所の場合は、設営に時間がかかればかかるほど日焼け(火傷)や熱中症のリスクが高まるため、タープ購入は必須です。
特に小さな子どもさんがいる場合はより重要度が増します。簡単に言うと、子どもは様々な理由で大人に比べて熱中症になりやすいため、早急な日陰確保が必要になるからです。
僕はスノーピークのアメニティタープを購入しましたが、ポールをうまく立てることができず、設営に1時間以上を要しました。タープのシワシワ具合が当時の苦労を物語っていますが、この1時間は熱中症に陥ってしまうには十分すぎる時間です。
そこでタープに初めて触るという人におすすめなのが、組み立て簡単なワンタッチタープです。
運動会で見かけるようなデザインが気になるという方もいるかもしれませんが、トラブルなく過ごせて初めて楽しめるキャンプですのでいのちをだいじに作戦が大切です。
タープも最初はレンタルでもいいですし、慣れてきたら好みの物を選んでいきましょう。
僕が使わなかったものを紹介します!
冒頭部分でもお伝えしましたが、僕がキャンプを始めるにあたって爆買いしたのちに結局使わなかったものが複数あります。
今現在では使っているものもありますが、当時を思い返せば買わなくてもよかった・節約できたというのが本音です。
そこで、僕が購入して使わなかった物の中から3つを紹介していきますので、余分な出費を抑えるためにも参考にしてみてください。
ガスランタン
僕はキャンプ道具を揃えるときにガスランタンかLEDランタンかで1時間以上悩みました。
最終的に雰囲気のあるガスランタンがいいと思いコールマンの2500ノーススターを購入したのですが、実際にそのランタンを使用したのは2年後でした。
コールマン 2500 ノーススター LP ガスランタン グリーン
ノーススターは準備や点火が簡単な初心者向けのモデルなのですが、何もかも初めてだった僕にはそれすらもハードルが高く感じました。
そのため、最初のランタンであれば、スイッチを押すだけで使えるLEDランタンを断然おすすめします。
キャンプに慣れて、2つ目のランタンを検討するときにガスランタンも候補にいれてみましょう。
メーカー違いの椅子
キャンプに詳しくなくても、何となく名前を聞いたことのあるメーカーってありますよね。
何を買ったらよいのかがわからないという状態において、少しでも知っているメーカーがあると安心感やこれを買えば間違いないという気持ちが生まれると思います。
実際に僕はたまたま行ったアウトレットモールで、名前を知っていた「コールマン」のファイヤープレイスフォールディングチェアを他の道具を選ぶ前に購入してしまいました。
コールマン(Coleman) ファイアープレイスフォールディングチェア
購入当時はキャンプ道具を1つ買うことができた高揚感でいっぱいでした。
しかし、テントやタープといった道具を選び始めてみるとメーカーごとのデザインや機能の方向性がそれぞれ異なることに気が付いてきます。そして僕はスノーピークのシンプルなデザインが好きなのだとわかり、結果的にコールマンの椅子はお留守番になりました。
これはスタイルや好きなブランドが定まらないうちに色々と買ってしまった結果の失敗です。必要な道具の全体像を考えずに単体で考えてしまったことで余分な出費となりました。
今では出かけるときのスタイルによって使い分けていますが、買った当初はお留守番している姿をみて購入を後悔していました。
大きすぎるクッカー
シングルバーナーを購入した際、同時にメスティンというクッカー(鍋にもなる器)を購入しました。
このメスティンにはレギュラーサイズとラージサイズがあり、炊飯で比較するとレギュラーは1.8合、ラージは3.5合のお米を炊くことができます。
当時の僕は「大は小を兼ねるし、小さい方は何か便利そう!」という思考ゼロの状態で両方を購入しました。
しかし、3.5合ものご飯を1度に炊く機会がなく、結果写真のようにラージは「レギュラーを入れる容器」としてしか出番がなかったのです。
キャンプを始めるにあたって、家族や友人とキャンプに行きたいのか、はたまた1人でソロキャンプを始めてみたいのかなど、どのくらいの人数でキャンプをするのかを考えておくことは大切です。
大きすぎる道具は邪魔になりますし、逆に小さすぎても役に立ちません。
今現在ではその大きさを生かしてカレーを作るときに2合炊飯し、そこにそのままカレーをかけるという使い方が定着しています。
このように、キャンプに慣れてくると、後から使い方が見えてくる場合もありますが、最初に買う物は「キャンプを行う人数に合わせたサイズの道具」を選びましょう。
まとめ
キャンプ道具はどれも魅力的でついつい欲しくなってしまいますが、僕のように無計画に購入してしまうと、後悔する結果になってしまいます。
自身の好きなものに囲まれて過ごすことがキャンプの魅力だと思いますので、ぜひお気に入りの相棒を厳選して楽しんでください。その時にこの記事がお役に立てれば幸いです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コールマン Coleman コンパクトシングルバーナー ファイアーストーム
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